写真集のタイトルは、「通・り・過・ぎ・た わ・た・し」。
1959年に報道写真家としてスタートし、のちにコマーシャル写真に分野を替え、半世紀を超える際月を過ごしました。
<北尾氏写真集より>
私は、北尾氏がコマーシャル写真でのご活躍時代に、一緒に仕事をさせていただきました。
ありがたい事に、その頃からのお客様でもあります。
多くの国や街を彷徨って、さまざまな人と触れ合い、瞬時の光と影の僥倖に助けられてできた、まさしく私の通り過ぎた時間の記録でもあります。
ある写真家の言葉に「写真家の透視力は“見る”ことではなく、そこに居合わせることにある」とありますが、私も一人の写真家としてその場に居合わせた証でもありましょう。
この先も、時々の「今」を追い続け、「通り過ぎた私」の写真家で生きていく証とするつもりです。
<北尾氏写真集より>
『あんたのカットは、髪の外科医やね。』…北尾氏から頂いた最高の褒め言葉です。
お会いする度に、このようなありがたい言葉をいただきます。
私も、北尾氏のように、「今」を追い続け、より良い仕事を追い続けたと考えます。
「通・り・過・ぎ・た わ・た・し」
写真集とサインを戴きました。 宝物です。